belle & sebastian@SHIBUYA AX

ベル&セバスチャンってパーティバンドだったっけ?
仮にもlegaal manっていう必殺のダンスチューンを持つバンドに対して失礼な冒頭の発言ではあるが、
あの静謐な、まさに文字どおり静謐なif you're feeling sinisterを作り上げたバンドに対して今なお幻想を抱いている僕のような人間には、正直どう受け取っていいか分からないライブであったことを告白しなければならない。
state am I inからスタートした時には涙が出そうになった。
step into my office,babyや一連のdear catastropy waitressの曲の時には正直頭が冷静になる自分がいた。
boy with arabstrap以前/以降では自分のなかのテンションが明らかに違うのに気付いた。
スチュアート・デイビットがいない今、他の誰かにlike Dyran in the moviesのイントロのベースは弾いて欲しくないと今は思う。
唯一救いだったのはミックの所在なさげな佇まいであった。
もしくは、大好きなあのフレーズが聴けた事だった。